人材育成

ナンチクグループの一員として、株式会社ナンチクの社員として、必要な知識やスキルを学んでもらうために、さまざまな社内研修を行っております。配属前に行う新入社員研修をはじめ、入社から数年目の社員を対象にしたフォローアップ研修、キャリア形成に合わせた、主任研修や監督者研修、その他、特定部門の従業員に対する専門教育のための研修なども実施しております。
当社の企業理念である「安心・安全・高品質」な製品づくりのための衛生管理体制構築を目的に、工場の作業者を対象とした、衛生教育などにも力を入れております。
また、会社の管理、技術、技能の水準向上をはかるとともに、社員の自己啓発を目的として「免許資格取得規定」を設けています。社員が業務に必要であると認められた資格取得についての経費補助をする等し、自発的に学び発展する組織風土の醸成を期待しています。
加えて、熟練技能者の技術・技能を次の世代につなげていくため、「食肉技能マイスター」という職を設けることで、食肉に関する後継者の指導育成のための教育にも取り組んでおります。
当社では40年以上にわたって、生産性の向上などを目的に、「総見直し活動」という業務改善活動に取り組んでいます。
総見直し活動は、自分たちが日ごろ行っている作業の課題を見つけていくことで、「ムダ」や「ムリ」、「ムラ」などをなくしていく活動のことです。当社では、工場部門だけでなく、営業部門や事務部門など、全社でこの活動を進めています。総見直し活動で挙げられた事例は、工場内の導線の変更や、事務作業の見直し、新製品の開発などさまざまな形で生かされています。
総見直し活動は、上から指示されるのではなく、現場の声をひろいあげていく点が特徴的です。年に1度、全社で参加する「総見直し発表会」を開催し、各部署から提出されたカイゼン活動のなかから社員投票で優秀な事例を決定し、表彰しています。
近年、少子高齢化による人手不足の深刻化が叫ばれるなか、こうしたカイゼン活動の重要性はますます高まってきています。