S.H
例えばですが、無二の親友って、自分が何をしても大丈夫っていう風に思えるし、分かり合える存在だったりします。それは、別に自分が何かいうわけでなく、「あいつなら」っていう“信頼”があるからだと思うんです。 社会に出ると、この“信頼”がものすごくモノをいいます。お客様にとって最高においしいと思えるお肉を届けることは当たり前。笑顔で接客するのも当たり前。時間を守るのも当たり前。身だしなみをキチッとするのも当たり前。そんな当たり前のことを毎日、毎日、積み重ねることで、いつのまにか“信頼”が生まれているんじゃないかと思うんです。 とはいえ、“信頼”って目に見えないもの。お客様とのやりとりの中で今までなかった相談を受けたり、フランクなやりとりが増えたり、「ありがとう。」と肩をポンとしてもらったり、そんな日常の何気ないことがたまらない充実感を感じさせてくれます。 私にとって、お客様とのやりとりは楽しく、逆に苦手なのが伝票整理や見積り作成といったデスクワークだったのですが、私の対面に座るある先輩が「〇〇食品の〇〇さんのため、みたいにお客様の顔を思い浮かべて作業すればいいんじゃない?」とアドバイスしてくれて以来、随分と苦じゃなくなりました。 “信頼”って築くことは大変だけど、壊れるのは簡単。でも、きっと親友との“信頼”のように、簡単に壊れない“信頼”もあると思うんです。そんなものをひとつひとつ築いていけたらと思いながら仕事をしています。
I.A
高校を卒業して、地元の大きな会社に就職できて喜んで、何となくお給料いただいて順風満帆、みたいな感じで入社しました。 配属されたのは製造ライン。私は主に国産の豚肉を部位ごとに処理しているのですが、初めて製造ラインに入ったとき、周りの先輩方の手際の良さに圧倒されました。 あばらの周りについたお肉の処理って結構、チカラもいりますし、なかなか綺麗にいかない。包丁の入れ方がちょっと違うだけでその仕上がりは全く別物になってしまうんです。 幼い頃から剣道をやっているのですが、「包丁道」とでもいうんですか、まさに、武道のように包丁さばきを極めた者たちが集結したような場所なので、先輩方から見て盗み、時には丁寧に教えてもらいながらいろんなコツをみつけていってるといった感じです。 家電メーカーなどの製造ラインとは違い、私たちの仕事は機械に置き換えられない「人の手」による手仕事が中心。 本当に、いつのまにかなんですが、今はこの仕事が好きで好きで仕方ありません。少しでも、先輩方の熟練の技を身につけて、お肉のことをしっかりと理解して、みなさんが美味しく召し上がれるようなお肉になるように処理していきたいです。
詳しくはコチラから https://www.nanchiku.co.jp